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概要調査の寿都町の候補地域

 調査開始から3年半余り。原発の運転で生じる高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、北海道の寿都町と神恵内村で行われた文献調査の報告書が1日、固まった。道内では秋以降、原子力発電環境整備機構(NUMO)による報告書の説明会が順次、開かれる予定だ。

 この日あった経済産業省の審議会で、NUMOの報告書案が了承された。寿都町は町全域とその沿岸海底下が、神恵内村は積丹岳から15キロ以内の範囲を除いた地域が、次の段階である概要調査の候補地になっている。

 NUMOによると、最終的に…

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